日頃は、本会諸事業にご理解ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、超高齢・人口減少社会を迎え、誰もが安心して地域で暮らし続けるためには、在宅の医療・介護の充実だけでなく、それぞれの地域に合った方法で地域福祉活動をすすめ、「地域共生社会」を実現することが求められております。
「地域共生社会」とは、高齢者、障がい者、児童、ひとり親家庭、生活困窮者といった制度・分野ごとの縦割りや、「支え手」「受け手」という関係を超えて、人が世代や分野を超えてつながり、住民一人ひとりのくらしと生きがい、地域をともに創っていく社会を目指すものです。その実現には、住民と福祉関係者がともに地域住民の課題を「我が事」として受け止め、解決していく地域力が求められます。
平成30年度に事業化した住民参加型の生活支援「おたすけ隊サービス」は、制度の狭間の困りごとや複合的な生活課題を抱える住民のニーズに応じ、地域住民の力で解決するしくみのひとつとしてスタートしております。地域力の強化や「地域共生社会」の実現にもつながる地域福祉活動として、さらなる事業の充実に取り組んで参ります。
また、社会福祉協議会は、地域福祉と在宅介護サービスが揃う「ふくしの専門店」として、分野を問わずさまざまな相談を受け止め、ひとりの困りごとを解決するための生活支援・介護サービスから、ボランティアの支援、地域の絆と交流を育む居場所づくりの支援まで幅広い地域福祉活動を行い、この町のすべての人々の暮らしを支える組織となれるよう努力して参ります。
その実現に向けて、公益性と透明性の高い事業・組織の経営を行いながら、住民の皆様とともに歩む地域福祉の推進と親しまれる介護サービスの提供に努め、諸事業を実施して参ります。
今後とも、地域住民の皆様、ボランティア・民生委員児童委員をはじめ関係団体・法人・行政関係機関の皆様のあたたかいご理解とご協力をお願い申し上げます。
社会福祉法人 大口町社会福祉協議会
会 長 大 森 滋
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